『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ④:上陸準備
ーーー氷山発見職人の朝は早い
朝食前に7Fラウンジへ足を運び、双眼鏡を構え氷山が見えないか360度抜け目なく見渡す。
…なんて事をする間もなく、目視であっさり氷山発見。
しかも第一氷山結構どでかい!バスどころか低層ビルぐらいの大きさはある。
「第一氷山いつ発見出来るかなクイズ」
前日夜に行われた催しで、このクルーズにおいて一番最初に氷山(バス以上の大きさ)の発見日時を当てよう!という企画。
ちなみにぼくは16時頃と予想しましたが、実際には朝4時半頃とかすりもしませんでしたとさ。
そしてついに南極らしい光景が見えてきたじゃないですか!
そんな光景を見ながら、今日の午後は上陸行動が控えているので一層期待で胸が膨らみます。
しかし南極圏での上陸観光、ちゃんと準備が必要になります。
持ち帰っていいのは写真と思い出だけ。…名言!
上陸する先へは、カメラなど撮影機材以外は基本的に持ち込むことが出来ません。
それは服装にも言えることで、例えば服や靴に付着した泥、ホコリといった些細な物も含まれるわけです。
この日の午前中は、上陸する際に持ち込む物・服装のクリーニング作業。
マジックテープ部分やフリースに絡まっている植物の枯草や種、リュックの中に溜まったホコリなど、いつの間にか付着したものをエクスペディションチームの方にチェックしてもらいながら除去していきます。
よりもいグッズも持ち込むので、もちろんこれらもチェックされるんですが、これにはエクスペディションチームの方もニッコリ。
さてこのクルーズ旅行初の上陸行動となるのは、サウス・シェトランド諸島にあるグリーンウィッチ島。
まだ南極半島から少し距離はありますが、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの営巣地になっているそうで、初めての野生のペンギンとの遭遇になります。
そしてやっぱり一番気になっているのはもちろん
野生のペンギンはどれぐらい臭いのか?
多分皆さんも気になっている事でしょう。
果たして可愛さが勝つか、臭さが勝つのか?
-グリーンウィッチ島上陸につづく-
『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ③:出航・往路
ウシュアイアを出航すると、南極大陸まで約2日間かけての航行となります。
夕食後に早速7階ラウンジに行って外の様子を伺う落ち着きの無い子
現地時間16時半頃に出航したワールド・エクスプローラー号は、同日23時頃よりドレーク海峡に入る予定です。
吠える40度 狂う50度 叫ぶ60度
南極大陸へ船で向かう場合は避けては通れない道。
基本的に荒れているのが当たり前なドレーク海峡…夕食後に酔止め薬を飲んで備えます。
とは言え時刻は夜中、あわよくば寝ている間にやばいポイント通り過ぎないかなーとか思いつつ、ベッドに横になりその日は就寝。
翌朝、果たしてドレーク海峡ガチャの結果は…
勝った!第三部完!!
本当にここドレーク海峡?と思うぐらい波は穏やか。
なんだか拍子抜けな気もしますが、とりあえず朝食を終え優雅な船旅が続きます。
船の中では、毎日一日の終わりにその日のおさらいと翌日の予定を説明・連絡する時間が設けられます。
2日間航行するこの時点では、今後の波・天気の状況について、予めエクスペディションチームより説明されます。
実は前日もこの説明があったので、ドレーク海峡がどうなるかはなんとなく予想は出来てましたが、まさかここまで穏やかだとは思いもせず、といった感じです。
ちなみにエクスペディションチームというのは、クォークエクスペディション社側の探検スタッフの事です。
どうせなら吠えて狂って絶叫するドレーク海峡を体験したかったなー!かー!
さて順調に航行する中、暇なんじゃないの?というとそうでもなく、荒れる荒れないに関わらず南極までの移動期間中も船内で色々とプログラムが組まれています。
どれも興味を惹くような内容がぎっしりだし、こんなに長い船旅も初めてなので船内を探検したり外の様子を見にラウンジへ行ったりと興味が尽きません。
ちなみにこの日の予定はこんな感じでした。
やる事が…やる事が多い…!
ここで船内についても少しご紹介、まずは自分が泊まったお部屋。
ダブルベッドの部屋ですが、相部屋として使うのでシングル2つの構成になっています。
といってもこのベッド、横幅がすごい狭い…
ウカツに寝返りしたら普通に床にダイブします。
ちなみに揺れる事が想定されている設計になっているので、寝具が下に落ちないようにある程度固定できるようになっていたり、机などもヘリの部分に枠が出来ていて、砕氷船しらせのように物が落ちないような工夫されてています。
船は7階構造になっていて、7階にはラウンジ、温水プール(海水)、その上部にランニングスペースが設けられていたり。
6階は客室と前方に操舵室があり、通常はいつでも見学することが出来ます。
5階は前方デッキと約室、4階はレストランなどこの船の主要施設が集中しています。
3階は船外活動を行う為のロッカールーム、4~6階には後方デッキも。
さて全部のプログラムに参加していると本当にあっという間に時間が過ぎまして、船長主催のウェルカムカクテルパーティなんかやるわけでして。
そしてこの日の明日の予定の連絡で吉報が入ります。
「とても順調に航行が続き、予定より半日到着が早くなりましたので、明日午後に急遽船外活動を一回追加します(要約)」
到着が半日早まった!そして上陸回数が1回増えた!?
きたぁーーーーーーーーー!!!!
ついに待望の上陸活動が迫る中、はやる気持ちを抑えて明日に備えるのでした。
-上陸準備につづく-
『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ②:出発編2
出発の朝を迎え、自室のドアにかけたプレートを「いまいない」にし、(脳内で)めぐっちゃんと絶好無効をし成田空港へ向かいます。
めぐっちゃんを連れて
宵町めめ先生から頂いたサイン+コミック特典をキャリーケースに詰込んで。
程なくして成田空港に到着し、プリンシェイクで一息、いよいよ南極へむけての旅路が始まります。
愛しのプリンシェイク
— 樹🇦🇶@1/9~1/23南極チャレンジ (@Itsuki929) 2020年1月9日
しばしのお別れ… pic.twitter.com/gUjmcYjqLC
船旅までの道のりは↓こんな感じになります。
成田ー(約12時間)→ダラス(乗り継ぎ11時間)ー(約10時間半)→ブエノスアイレス(1泊)ー(約3時間半)→ウシュアイア
南極までの道のりは長い
早速ダラス行きの約12時間というロングフライト、機内で映画を2本観てもだだ余る時間。
そしてなんとかどうにかこうにかしてダラスに着いても、待ち受けるのは11時間という長い乗り換え待機時間。
約半日の間ダラス空港内に滞在しなければなりません。(入国審査等に2時間要しましたが)
超絶暇である…と言いたいところでしたが、機内で映画を観過ぎた影響からくる眼精疲労&身体が冷えたのか体調が優れず、この状態でただただ空港内で過ごすよりはましかと有料でラウンジに滞在することに。
少し横になれる場所があったのでそこで横になるも、なぜかその周辺のみ空調が効いていなかったのかすごく冷えてしまい、これがまたよくない方向へ向かい体調が更に悪化します…
最終的にラウンジから出る時に「気持ちが悪い…でづ…」になり、胃の中は空っぽになったのでした…
よりもい的にはある意味ノルマ達成!と、少しは前向きに考える暇もなく、次のロングフライトが容赦なく襲ってきます。
正直ダラス→ブエノスアイレス行きの機内でどう過ごしたかはあまり記憶にありません。
「全部出ちゃった…」したことで幾分体調はよくなってましたが、終始ぐったりしていたと思われます。
そしてブエノスアイレスに到着…暑ぅい。
冬から一転してこちらは夏(気温30℃ほど)、この日は半日市内観光した後ホテルで1泊の予定です。
休憩時間は移動時間と言わんばかりに、ゆっくりする暇もなくバスへ乗り込み早速市内観光へ向かうツアー。
幸い飛行機から解放された為か、はたまた気温が上がった為か、体調は回復していました。
カミニート地区
レコレータ墓地
マヨ広場
この日の昼食は300gのステーキがお出しされました(ぼくはなんとか完食)
まだスタート地点に立ってないけど、早いとwifi使えるのが今のホテルが最後になるから、寝て起きたら、日本時間だと18時くらいが南極に向かう最後のツイートになるかも?
— 樹🇦🇶@1/9~1/23南極チャレンジ (@Itsuki929) 2020年1月11日
というわけで明日も早いのでお休みなさい💤
画像は今日の昼食のステーキ(300g) pic.twitter.com/tdMe1RDmLk
夕方になりホテルへ到着し、ここでやっとゆっくり休むことが出来ると安堵するのも束の間、ここから既に船旅で同室となる相部屋の方との生活開始となります。
正直ここのホテルは1人部屋だと思ったぼくが甘かった。
しかも相部屋の方とはここが初対面、身体は休める事が出来ても精神面はあまり休まらないのでした…(お相手は関西在住のおじさま)
翌日、早朝から国内空港へ移動し、早速ウシュアイアへ向かうチャーター便に乗り込みます(出発時、ツイッターで呟けたのはここまでになりました)
ここまで10時間以上のフライトが2回、3時間半など一眠りしたら着く距離なので余裕でウシュアイアに到着。
到着後は、出航の時間までウシュアイアの町を散策(自由行動)します。
といってもどこになにがあるかわからないので、とりあえず添乗員さんに連れられて町のスーパーへ行ってみたり、お土産屋さんがないか散策したりします。
ちなみにウシュアイアは世界最南端の町として有名ですが、ここより南下した島の集落(プエルト・ウィリアムズ)が正式に町へ昇格したので、今は最南端の町では無くなってしまったそうな。
そしてこちらが今回乗る船!
…奥のドデカいのではなく、手前左側の「Quark Expeditions」のロゴが入ったグレーの船がそれです。
正直同じ時にスケール違いの船が停泊していてスケール感が完全に狂ってますが、手前の船を見れば大きさはおのずとわかるはず?
乗船時間となり、南極を目指し集まった人々が次々に乗り込んで行きます。
乗船の手続きが終わり、部屋に荷物を置いた後は早速船内の説明とこれから始まる船旅の説明が始まり、気が付くと船はウシュアイアの港を出発し、ついに南極を目指す船旅が始まっていたのでした。
そして早速待ち受けるのはあの『ドレーク海峡』
-出航・往路につづく-
『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ①:出発編1
宇宙よりも遠い場所
それは決して氷で閉ざされた牢屋じゃない
あらゆる可能性の詰まった
まだ開かれていない世界で一番の宝箱
そんな南極大陸へ、いつしか本当に行ってやろうと決意を固めたのが2018年11月、そして2020年1月、ついに南極へ旅立ち念願の南極大陸上陸を果たして来ました。
このレポート、題して『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジは、そんな宇宙よりも遠い場所の聖地巡礼、南極旅行の出発~帰国までの旅の軌跡になります。
「行けるの?」よりもい劇中でも言われるとおり、まずそう思う人の方が多いんじゃあないかと思います、南極大陸。
実際に行こう!と思い立った時には、じゃあ実際どうやって行こうか?と割とあやふやな状態でした。
世が世なら白瀬矗、ロアール・アムンセン、ロバート・スコットなどが南極点を目指し長く険しい旅をした大地、それこそ南極観測隊員にでもなるしか道はないのか?などなど、まずはどんな手段で行く事が出来るのかを調べるところから始まります。
しかし時代は進んで今の世の中、なんと旅行で行けちゃうんですよねこれが。
調べると色々と情報がすぐに手に入ってしまう、便利な世の中ですよまったく。
あれこれ考えを巡らせる内に年は明けて2019年、ツイッターのTLを眺めているとなんと南極へ行ってきた!というツイートが流れてきたじゃありませんか。
「先越されたーーーー!!」と思うよりもい脳。
それと共に、やはり同じ思いを抱き実行した人が現れた事が良い刺激にもなりました。
絶対に行ってやろう、と。
南極旅行は耐氷船を使った船旅が一般的で、それを専門としているのが「クォーク・エクスペディションズ社」になります。
船旅の申込みには色々手段がありますが、ぼくはまず海外旅行の経験がほとんど無いに等しい上に英語もからっきしなので、直接申し込んでも十分に楽しむ事が出来ない事は明白。
結果的には色々ある中で決めたのが「読売旅行 南極への船旅」でした。
https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/cruise/antarctic/
日本出発から旅行中も、日本人スタッフによる手厚い補助があるので英語が出来なくても安心!お値段はその分高くなってしまいますが背に腹は変えられません。
2020年1月9日に出発し、2020年1月22日に帰国する約2週間に渡る旅になります。
説明会への出席、勤めている会社への長期休暇の申請、持ち物の選定、旅行代金の用意などなど、1年かけてじっくりとすべてを計画していき、あっという間に1年が過ぎ去り時は2020年、旅立ちの時が訪れます。
職場の人達にしばしのお別れを告げて、想定する物はすべて買ってきた
— 樹🇦🇶@1/9~1/23南極チャレンジ (@Itsuki929) 2020年1月8日
ネタも仕込める範囲で出来る出来ない考えずに入るだけいれる
あとは最後の最後でもう一度、悔いが残らないように忘れ物が無いか確認
いよいよ明日出発…南極を存分に楽しんできてやります
ね!#南極旅行 #よりもい #yorimoi
ぼくは旅に出る、見た事も無い景色を見る為に。
ぼくの青春が、動き出す…!
-出発編2につづく-
【宇宙よりも遠い場所】フリーマントル聖地巡礼②
初日から夢のような体験ができ、あっという間に時が過ぎて2日目を迎えたよりもいフリーマントル聖地巡礼。
フリーマントルでの滞在時間は約1日半の弾丸旅行なので、完全に疲れが取れていませんが時間が惜しい為、朝から行動を開始していきます。
ちなみに今回泊まった「クエストフリーマントル」から数歩歩くと…
すぐそこにしらせ5003が停泊しています。
好立地じゃないですか!テンション上がるじゃないですか!
急にしてはいいホテル選んだと思います(自画自賛)
でも泊まった部屋はしらせが見れない位置でした、残念…
まずは逆光でよくわからなくなってしまった灯台をもう一度見に行きます。
ふじのんさんと合流し、朝食を食べていなかったので近くのセブンイレブンで手軽に食べれるホットスナックを購入。
余談ですが、フリーマントル駅周辺にはセブンイレブンが2つ存在します。
知っているお店で物が買いやすい!というだけで相当助かりました。
話を戻し、街並みを観光しつつ灯台へ向かいます。
初日は夕方だった為よく見えませんでしたが、灯台へ向かう途中にビーチがあり時間が許すなら海で泳いでいきたいぐらいに綺麗な浜が広がっています。
灯台に到着すると早速OPのカットを回収し、改めて「そこ」にいる事を実感します。
港から意外と距離があるのと、写真を撮るので夢中になるうちに、うっかり竪谷さんと合流する時間に間に合わなくなってしまったので、ひとまず遅れる旨を連絡ししらせの元へ向かいます。
すると道の途中でなにやら声が?なんだろうと思いつつもう少し道を進むと、なんと前方から竪谷さん!
朝一で灯台に行く事を前日にお話ししていたので、竪谷さんも灯台が見たかったのでこちらへ来てくれたとのこと。
すると「横断幕を持ってきたので、灯台バックに写真撮りましょう。」と竪谷さん。
日本でお渡しした横断幕を持ってきてくれていて、ぼく・竪谷さん・ふじのんさんで南極チャレンジジャージを着て記念写真を撮って頂きました。
※近くを他の61次隊の方が通りかかったので、写真を撮るのを手伝って頂きました
せっかくなので、再度灯台へ向かいもう一度横断幕を持ってパシャリ。
フリーマントルでこんな素敵な記念写真ができるなんて思いもよりませんでした。
そしてこの日は前日夜に約束した通り、一日竪谷さんとともにフリーマントルの町を観光することになりました。
荷物やら一度整理するので、一度しらせへ戻る事に。
ここでこの旅何度目かのサプライズ、竪谷さんの知合いということで通常立ち入れないエリアであるしらせ目前まで立ち入れさせて頂く事に。
今年は見に行く予定だった川崎でのしらせ一般公開が台風の影響で中止となってしまったので、目前でしらせを見るのはこれが初だった上に、場所が場所だけに感動もひとしおです。
2つあるフェンスを抜けて、竪谷さんがしらせへ戻っている間に出来る事は無いかと、思考を巡らせてとりあえずしらせを接写してみました(発想が貧困)
その後再度竪谷さんと合流し、まずはキマリたちがペンギン饅頭号に乗船後、初めてのお仕事として買い出しに訪れたフリーマーケットへ向かいます。
色々とお話をしつつフリーマントルの街並みも写真に収めながら、程なくして入り口に到着。
よりもい7話で何度も見たフリーマーケットの入り口がそのままそこにありました。
中はかなり混雑しており、活気で溢れていて、少し目を離すと迷子になりそうなぐらいお店もひしめき合っています。
竪谷さんオススメのジュース屋さんでオレンジュースを頂いてみましたが、めちゃくちゃおいしかったです(後ろでぽんぽん果実をミキサーに放り込まれていく様がなんか面白かったです)
フリーマーケットで飲んだオレンジジュースがめちゃくちゃ美味しかった pic.twitter.com/57XHAtBZ55
— 樹🇦🇶@1/9~1/23南極旅行 (@Itsuki929) 2019年12月1日
マーケットを散策しつつ、竪谷さんにサモサをご馳走なったりと一通りぐるりとマーケット内を巡ります。
この中のいずれかでJK4人組は買い物をしたのでしょうね。
見た感じ見かけませんでしたが、生卵とかも売ってたんでしょうか。
マーケットを見た後は、フリーマントル刑務所後へ向かいます。
よりもいとは関係ないですが、フリーマントルの観光スポットの一つで、竪谷さんも中へ入ったことはなかったのでいっしょに観光してみようということになりました。
ツアー料金を払いいざ中へ。
有刺鉄線など当時のものが残っており、なかなかに物々しい雰囲気です。
ガイドさんがこの地の歴史や刑務所で起きた事件等々説明してくれますが、英語力0なので入り口でレンタル出来る日本語音声ガイドに頼りっきりでしたが…
中へ入ると、4階建ての建物で中は吹き抜けになっており、部屋の中を覗く事が出来たりします。
日本にいる時に、観光スポットとしては微妙と聞いていましたが、個人的には中々に満足できる場所でした。(こちらでも他の観測隊員さんと遭遇したり)
じっくり1時間半見学したので、水分補給を兼ねて隣接された売店で休憩し、またよりもい話に花が咲きます。
竪谷さんも、よりもいファンとの交流などを通してよりもいにのめり込んでいっている事、こうして劇中の場所へ訪れる聖地巡礼をすることで、自然とBGMが頭の中で再生されてそのシーンが思い浮かぶようになったなど、共通する話題でとても盛り上がりました。
予定としてはここまででしたが、時間もまだありましたので敏夫たち大人組が牡蠣を食べながら会話している内容を、覆面女子高生4人が盗み聞きする場面の場所を特定したかったので、そこへ向かうことになりました。
竪谷さん曰く、55次隊は帰りもフリーマントル経由で戻っており、帰国直前に牡蠣を食べた事があるので、その時に寄った店ではないかということでまずはそこへ向かうことに。
店舗はフリーマントル港の丁度真南で、横にはヨットハーバーがある眺めの良いお店。
結構歩いた上に、ここまで食事という食事もしていなかったので、ここで一旦休憩することに。
まぁ食べたのはフィッシュ&チップスなんですけどね!(じんからさんで出している牡蠣と比べたらここの牡蠣はまずくは無いが微妙…と聞いたので)
(カード決済しようとしたけどエラーでカード払いできないというポンコツエピソードをはさみつつ)
でかい、ポテトとフィッシュがてんこ盛り。
味付けはされておらず、塩とビネガーが置いてあるので勝手にかけて食べるスタイル。
日本と違いここではビネガーをかけて食べるのが主流だそうですが、このビネガーがそんなに酸っぱくなくすごくフィッシュ&チップスに合って美味しく頂きました。
…口の中はすごい乾きますが。
※ちなみにジンジャービアはお酒ではありません。例えるならジンジャーエールのしょうが感と甘さをもっと強くしたものと言ったところでしょうか、結構お気に入りです
牡蠣を食べた場所は特定出来ましたが、アニメ場面で出てきた特徴のある塀はなかった為、ということは場面カットの店舗の外見は別のお店ではないか?という説が浮上します。
再度件の場面を竪谷さんに見てもらうと「あそこじゃないかな」と、思い当たるお店があるそうなので早速その場所へ向かいます。
まず向かった先は、昨夜観測隊員の皆さんと食事をした『MONK』
外の階段の形状が似ているんじゃないかということで確認するも、どうにも一致しないのでもう一度場面を確認してもらい、もう1つ心当たりのある場所があるとのことで次のお店へ迷い無く進んでいきます。
辿り着いたのがこちらのお店、あの特徴のある塀が完全に一致します。
丁度植木鉢がある場所に覆面女子高生が潜んでいたのが目に浮かびますね。
こうしてよりもいフリーマントル聖地巡礼を無事完遂する事が出来たのでした。
この後は竪谷さんの私用品の買い物と、じんから開店時にお店で働いていて、今はシドニーで店舗を構えているという後輩の方がフリーマントルへ来られるとのことだったので、まずは買出しについて行く事に。
中々目的の物が見つからず、最終的に駅前にある大型スーパーが入ったモールに行く事になりましたが、日曜の営業時間が17時までと閉店が早く、残り時間10分とギリギリの時間に。
朝食によくパンが出るけど牛乳は出ないということで、竪谷さんは自分用に牛乳を購入されていました。
パン食べてると牛乳をいっしょに飲みたくなるんだそうで、確かにそうだなぁと、しらせでの船上生活の一端を垣間見た気がします。
(ここでも他の観測隊員さんと遭遇したりします)
竪谷さんと別れた後は、ふじのんさんと共にWiFiの容量制限の為宿泊していたホテルのフリーWiFiを拾って、帰国に向けた準備を進めていきます。
そうして時刻は19時になり、いよいよフリーマントルともお別れの時が。
最後にもう一度竪谷さん・後輩の方と合流し、しらせをバックに記念写真を。
電車の時間までもう少し余裕があったので、駅の周辺を少し歩きつつよりもいの事や南極の事など、とりとめのない会話を交わします。
しらせ5003はフリーマントルに停泊中、日没の時刻になると国旗を降ろすと同時に日本国歌、オーストラリア国歌を流すそうです。
別れが惜しまれますが、時間は待ってはくれません。
電車の時間が迫り、改札口で竪谷さんより「わざわざここまで見送りに来てくれてありがとう」と言葉を掛けて頂き、固く握手をすると共に挨拶を交わします。
定刻通りパースへ向けて電車が走り出し、竪谷さん・しらせの姿も遠退いて行きます。
フリーマントルを巡る道中で、竪谷さんからこんなことを。
「日本ではお店とお客という関係で中々話す機会が無かったけど、こうしてフリーマントルをいっしょに巡りながらよりもいについて語り合っているなんて不思議なものですね」
宇宙よりも遠い場所を通じてじんからさんへ通うようになり、約2年の間に忘年会・新年会も交え竪谷さん・スタッフの皆さんとも親しくなり、こうして同じ立ち位置で竪谷さんとお話したり、フリーマントルを巡る事が出来て、二度と無いようなとても充実した経験をさせて頂き本当に感謝しかありません。
しかし竪谷さん始め、第61次南極観測隊の活動はここからが本番です。
道中くれぐれもご安全に、そして南極を思う存分楽しんで来て頂きたいです
ね。
ここから、ここから
さて、あとは日本へ帰るのみです。
行きはまったく余裕がなくて撮れなかったパース駅を写真に収めつつ、行きとは反対方向のバスに乗りパース空港を目指します。
このままなんの問題もなく帰国…と思いきや、ここに来てトラブルが発生。
最後の最後でオチがつく
— 樹🇦🇶@1/9~1/23南極旅行 (@Itsuki929) 2019年12月1日
パース→メルボルン→東京の予定が、ダウングレードをくらってパース→ブリスベン→東京になる
おのれカンタス航空!!
なんの理由もないダウングレードが樹とふじのんを襲う!!
メルボルン経由の予定がブリスベン経由の便になりやがりました。
いや、本当になんだったんでしょうね…疲れているしちゃんと帰れるならと、納得はいきませんがブリスベン行きへ搭乗します。
ブリスベン空港では日向が好きそうな謎オブジェも。
そんなこんなで無事日本へ帰国(実際には10時間以上乗っています)
そしていっしょに旅をしたふじのんさんともここでお別れです。
ふ『ねえ、ここで別れよ』
い『うん、言うと思ってた。じゃまた来週の結月誕で』
『『ご安全に』』
もはやコント、お後がよろしいようで…
宇宙よりも遠い場所の影響で、初めて館林へ聖地巡礼なるものをして、家に閉じこもってゲームばかりしていたぼくが色々と交流を深めたり、こうして海外まで行くようになり、本当にこの作品の力はすごいものだなぁとしみじみ思います。
来年早々には南極チャレンジ(クルーズ旅行)も既に申し込んでいるので、更なる旅も待ち受けていたりと、きっとこれからも旅は続いて行く事でしょう。
あなたの人生の旅路にも、どうか幸あれ!
【宇宙よりも遠い場所】フリーマントル聖地巡礼①
宇宙よりも遠い場所(よりもい)の聖地巡礼を始めて早1年半ぐらいが経ち、国内で行ける場所は南極観測隊に関する資料館などを含めておそらく制覇し、次はやはり海外の聖地巡礼に行きたいと思ったのが今年の5月に北海道は新千歳空港へ巡礼し終わった時。
当初は物語の順序に合わせて、シンガポール⇒フリーマントル⇒南極と思っていましたが、真っ先に南極旅行を予約してしまったので、こうなったら行ける時に行ける場所へ行こう!ということになり、今年は丁度しらせ5003が停泊しているのが週末と、平日は仕事をしている平凡なサラリーマンにとってまたとない機会が訪れたので、11月30日~12月2日にかけてフリーマントルへ聖地巡礼の旅に出掛けて来ました。
とは言え、実際は結構迷っていたので、旅券などを確保したのは実は旅立つまで1ヶ月を切っていました。
というのも、去年はしらせの出航が1日早まったりもしたので、フリーマントルまで行ったのに到着したらしらせはもう出航してました!という事態を恐れていたわけでして…なので、決心が結構直前になってしまったのでした。
とにもかくにも思い立ったが吉日!ということで、11月29日の夜成田を発ち、メルボルン乗継でパースへ行くルートを発見、早速チケットを取るのでした。
ちなみに今年9月より、東京⇒パース行きの直行便が再開されましたが、時間の融通も効かない上にお値段もそこそこ高かった為あえなく断念…
そうしてしらせ最後の晴海ターミナル出航を職場から見送り、竪谷さん出発前の最後のじんからさん営業日へ伺い、フリーマントルでの再開を約束し、あっという間にフリーマントルへの出発日当日。
午前中は通常通り出勤し、午後一で帰宅しすぐに旅支度の最終チェックを行い、問題ない事を確認、「いまいる」⇒「いまいない」へ裏返します。
成田空港に到着し早速チェックイン、東京⇒メルボルン行きGF80便を待ちます。
まだ国内なので、この時はまだ心に余裕があり、空いた時間に成田空港に新しく出来た「成田アニメロード」を見に行ったりしていました。
よりもいは聖地88に今年も選ばれております。
そして出発の時間となり、いよいよフリーマントルへの旅が始まります。
まずは東京⇒メルボルンへ向けて10時間半のフライト、長いですがそれだけなので何も問題なくメルボルンへ到着、問題はここからです。
なんせこの人英語力0、初めての一人海外旅行といった性能、なんとか次のメルボルン⇒パース行きQF485便に乗継ぎ、パースへ向かいます。
無事パース空港へ着いてもまだまだ難関は続きます。
パース空港⇒フリーマントルまでは、バスと電車を乗り継いで向かいます。
事前に乗るバスの系統と電車に乗り降りする駅等は調べてはいましたが、実際にパース空港に降り立った時には既に心に余裕はありません。
バス停どこ?こっちで合ってるのかな…?キマリーーーー!と、ぼくの心の中はよりもいSTAGE3でキマリに助けを求める報瀬のような慌てっぷり。
終始疑心暗鬼のまま、己を信じて歩を進めていきます。
こうしてフリーマントルへの電車が発着しているパース駅に到着!
電車に乗ってしまえば、後は終点フリーマントル駅まで一直線です。
こうなると一転、もうすぐ目的地に到着出来ると期待で胸が膨らみます。
そして…
しらせーーー!! pic.twitter.com/z0GHICLaFd
— 樹🇦🇶 (@Itsuki929) 2019年11月30日
車内からフリーマントル港に停泊するしらせ5003を発見して一人テンション爆上がりです。
間もなく最終目的地であるフリーマントル駅に無事到着!
駅を出て少し歩いてふと港側を見ると、しらせ5003の姿が目に入ります。
去年はライブカメラ上でしか見れなかった光景が目前に広がり、本当にフリーマントルに着いたんだということを実感。
はやる気持ちを抑えて、まずは今回1泊するホテル「クエストフリーマントル」へチェックインをしに行くも、まだ時間が早過ぎた為手荷物だけ預けて時間までホテルを追い出されるというポンコツを発動。
なれば話は早いと少し町の様子を見た後、早速しらせを見に向かいます。
ついにフリーマントル港に停泊するしらせを見に来ることが出来た!
— 樹🇦🇶 (@Itsuki929) 2019年11月30日
英語力0、初一人海外旅行でも来る事が出来たぞ!ざまぁみろぉーーー!!#よりもい #yorimoi #宇宙よりも遠い場所 pic.twitter.com/RUflKScoWt
今回の旅の主目的である、フリーマントル港に停泊する「七神屋ペンギン饅頭号」ことしらせ5003を間近で見る事ができ、よりもいSTAGE7の舞台に立てた喜びに打ち震えます。
決して日本では見られない、フリーマントルだからこそ見れる風景、それが目の前に広がっていました。
よりもいに出会う前は、どちらかというと家に篭ってずっとゲームをやっているような奴だったので、当時のぼくからしたら一人で海外まで行って聖地巡礼なんてしているなんて夢にも思わないでしょうね。
本当に、よりもいと出会ってから色々とありました。
そのお陰でここまで来る事が出来たのだと思っています。
ここがスタート地点、ここからしらせ5003は南極へ向かい出発します。
そして図らずとも、ぼくのよりもい海外聖地巡礼のスタート地点にもなり、次の目的地も南極と一致しているので思いも一入です。
一通りしらせの雄姿を堪能した後は、昼食も兼ねて近くのフードコートへ足を運び、手っ取り早くホットドック&チップスでお腹を満たしました。
最初このソーセージの色を見た時は魚肉か?魚肉なのか!?と思いましたが、ちゃんと普通のソーセージだったのでご安心?ください。
フリーマントルでしらせ見ながら雑な昼食 pic.twitter.com/qsdmGkkriR
— 樹🇦🇶 (@Itsuki929) 2019年11月30日
ちなみに日本からリアルタイムのフリーマントル港を一望するのに大活躍なライブカメラが設置されている建物が、この近くにある「Fremantle Port Authority」フリーマントルの港湾局になります。
少し余談になりますが、この時期のフリーマントルは日本と真逆で夏にあたる為、日差しはかなり強いのですごい暑いのかと思いきや、空気は乾燥しているのでとてもすごしやすい気候です。
ただ海からの照り返しもあるので、日焼け対策は行ったほうがよいかと思います。
それとハエが多い。兎に角多い。
集られるのは当たり前、目や鼻や耳に引切り無しにダイレクトアタックしてくるので、もし行こうと思っている方は虫除けスプレーを持って行く事を強くオススメします。
この後は無事ホテルへチェックインし、この日ぼくと同じ目的でもう一人日本からやってくるふじのんさんと合流、もう一度しらせ5003の姿を確かめにいきます。
さて、この日は兼ねてより第61次南極観測隊の調理隊員である、竪谷さんと夕食を食べに行く約束をしておりました。
集合時間までまだ時間がありましたので、よりもいOPに登場する灯台を見に行く事にしました。
ここがあのOPに出てくる灯台…なんて神々しいんだ!
ではなく、夕日が完全に逆光になっておりよくわからない状態に…
仕方が無いので翌日早朝に再度リベンジする事にし、約束の時間も迫っていた為再度しらせ5003の前へ移動します。
時刻は19時、フリーマントルの日没の時間となり、夕焼けがとても綺麗でした。
月の掛け方が日本とは逆になっているとわかったのは、ツイッターのフォロワーさんから言われて気が付きました。
こういうところをすぐに確認出来てしまうのは、本当に便利な時代になりましたねぇ…
すっかり日も沈み、ライトアップされるしらせもしっかり堪能します。
そうこうするうちに竪谷さんより連絡が入ります。
『今しらせから降ります。隊員といっしょにご飯食べに行きましょう。』
…ん?今なんて?
そうして竪谷さん含め61次隊の隊員さんがぞろぞろしらせから降りてきました。
なんと61次隊の皆さんといっしょに夕食に行くことになるなんて夢にも思わないじゃないですか!思わないじゃないですか!
竪谷さん含め6名の観測隊の方々(南極では同じチームとして野外観測などを行うそうです)と夜の街へ繰り出します。
ちなみに観測隊の皆さんは11/30・12/1は自由行動だそうで、この日もチームの皆さんで観光に出かけていたそうです。
フリーマントルは、週末になると夜中まで賑わう習慣があるそうで、且つこの時期は丁度夏休みに突入するタイミングだったので、どの店もとても賑わっていました。
そして我々が夕食を食べたのが「THE MONK」というお店。
飲み物と料理が揃い、乾杯!
隊員さん同士の会話や、南極へ行ってどのような研究をするかなど、色々なお話を聞くことができ、いつか自分も「そちら側」の人間になりたいなと思いを馳せずにはいられません…
そして竪谷さんが新作じんからTシャツを披露してくれたり、オーストラリアということでカンガルーを食べたりと楽しい時間が続きます。
こちらのお店には、ご一緒して頂いた隊員の皆さんの他にも来店されている隊員の方がおり、その中になんと越冬隊長の青山さんもいらっしゃり、ご挨拶することが出来ました。
一体今日一日で何回サプライズが起きるんですかね!?
隊員の皆さんは、しらせへは24時までに戻らなければならない門限がある為、食事会は2時間ほどで終了、翌日も竪谷さんとフリーマントルを観光するお約束をしつつ、隊員の皆さんを見送りホテルへの帰路につきます。
思い返せば色々あった日でしたが、こうしてあっという間にフリーマントル聖地巡礼初日は幕を閉じるのでした。
(そして初日を上回る体験をする2日目に続く…)
アニソンディスコ、Sayaさんライブに参加してきました
時は遡る事何日か、いつものようにツイッターでよりもいタグなどを見ていると、アニソンディスコというイベントでゲストとしてSayaさんが出演されるという情報が舞い込んできた!
よりもい好きなら知らない人はいないと思いますが、SayaさんはOP曲である「The Girls Are Alright!」を歌っておられる方。
これは行くっきゃない!そんなわけでアニソンディスコへ行って来ました。
アニソンディスコってどんなイベントなの?というと…
お笑いコンビ「BAN BAN BAN」を中心に活動しているアニソンDJイベント。
会場内には色々な年代のアニメソングがかかっており、その音楽に合わせて踊ったり歌ったりするイベント(Wikipediaより)
毎回様々なゲストDJを呼んで、踊って歌ってみんなで盛り上がろう!というイベントです。
そんなイベントになぜSayaさんが今回ゲスト出演を?と、恐らく今回興味を持ったよりもいファンはみんな思った事だと思います。
理由は簡単でした。
BAN BAN BAN鮫島さんがよりもいが好きだから!!
なるほど!!
しかしSayaさん、普段こういうイベントに出演していないし顔出しもNG、ましてや会場はクラブ…ということですごく躊躇しておられたようで。
でもそこは主催が「すべて任せてください!」ということで今回出演して頂ける運びとなったそうです。
ありがとうございます!ありがとうございます!!