『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ③:出航・往路
ウシュアイアを出航すると、南極大陸まで約2日間かけての航行となります。
夕食後に早速7階ラウンジに行って外の様子を伺う落ち着きの無い子
現地時間16時半頃に出航したワールド・エクスプローラー号は、同日23時頃よりドレーク海峡に入る予定です。
吠える40度 狂う50度 叫ぶ60度
南極大陸へ船で向かう場合は避けては通れない道。
基本的に荒れているのが当たり前なドレーク海峡…夕食後に酔止め薬を飲んで備えます。
とは言え時刻は夜中、あわよくば寝ている間にやばいポイント通り過ぎないかなーとか思いつつ、ベッドに横になりその日は就寝。
翌朝、果たしてドレーク海峡ガチャの結果は…
勝った!第三部完!!
本当にここドレーク海峡?と思うぐらい波は穏やか。
なんだか拍子抜けな気もしますが、とりあえず朝食を終え優雅な船旅が続きます。
船の中では、毎日一日の終わりにその日のおさらいと翌日の予定を説明・連絡する時間が設けられます。
2日間航行するこの時点では、今後の波・天気の状況について、予めエクスペディションチームより説明されます。
実は前日もこの説明があったので、ドレーク海峡がどうなるかはなんとなく予想は出来てましたが、まさかここまで穏やかだとは思いもせず、といった感じです。
ちなみにエクスペディションチームというのは、クォークエクスペディション社側の探検スタッフの事です。
どうせなら吠えて狂って絶叫するドレーク海峡を体験したかったなー!かー!
さて順調に航行する中、暇なんじゃないの?というとそうでもなく、荒れる荒れないに関わらず南極までの移動期間中も船内で色々とプログラムが組まれています。
どれも興味を惹くような内容がぎっしりだし、こんなに長い船旅も初めてなので船内を探検したり外の様子を見にラウンジへ行ったりと興味が尽きません。
ちなみにこの日の予定はこんな感じでした。
やる事が…やる事が多い…!
ここで船内についても少しご紹介、まずは自分が泊まったお部屋。
ダブルベッドの部屋ですが、相部屋として使うのでシングル2つの構成になっています。
といってもこのベッド、横幅がすごい狭い…
ウカツに寝返りしたら普通に床にダイブします。
ちなみに揺れる事が想定されている設計になっているので、寝具が下に落ちないようにある程度固定できるようになっていたり、机などもヘリの部分に枠が出来ていて、砕氷船しらせのように物が落ちないような工夫されてています。
船は7階構造になっていて、7階にはラウンジ、温水プール(海水)、その上部にランニングスペースが設けられていたり。
6階は客室と前方に操舵室があり、通常はいつでも見学することが出来ます。
5階は前方デッキと約室、4階はレストランなどこの船の主要施設が集中しています。
3階は船外活動を行う為のロッカールーム、4~6階には後方デッキも。
さて全部のプログラムに参加していると本当にあっという間に時間が過ぎまして、船長主催のウェルカムカクテルパーティなんかやるわけでして。
そしてこの日の明日の予定の連絡で吉報が入ります。
「とても順調に航行が続き、予定より半日到着が早くなりましたので、明日午後に急遽船外活動を一回追加します(要約)」
到着が半日早まった!そして上陸回数が1回増えた!?
きたぁーーーーーーーーー!!!!
ついに待望の上陸活動が迫る中、はやる気持ちを抑えて明日に備えるのでした。
-上陸準備につづく-