『ぼくの宇宙よりも遠い場所』南極チャレンジ④:上陸準備
ーーー氷山発見職人の朝は早い
朝食前に7Fラウンジへ足を運び、双眼鏡を構え氷山が見えないか360度抜け目なく見渡す。
…なんて事をする間もなく、目視であっさり氷山発見。
しかも第一氷山結構どでかい!バスどころか低層ビルぐらいの大きさはある。
「第一氷山いつ発見出来るかなクイズ」
前日夜に行われた催しで、このクルーズにおいて一番最初に氷山(バス以上の大きさ)の発見日時を当てよう!という企画。
ちなみにぼくは16時頃と予想しましたが、実際には朝4時半頃とかすりもしませんでしたとさ。
そしてついに南極らしい光景が見えてきたじゃないですか!
そんな光景を見ながら、今日の午後は上陸行動が控えているので一層期待で胸が膨らみます。
しかし南極圏での上陸観光、ちゃんと準備が必要になります。
持ち帰っていいのは写真と思い出だけ。…名言!
上陸する先へは、カメラなど撮影機材以外は基本的に持ち込むことが出来ません。
それは服装にも言えることで、例えば服や靴に付着した泥、ホコリといった些細な物も含まれるわけです。
この日の午前中は、上陸する際に持ち込む物・服装のクリーニング作業。
マジックテープ部分やフリースに絡まっている植物の枯草や種、リュックの中に溜まったホコリなど、いつの間にか付着したものをエクスペディションチームの方にチェックしてもらいながら除去していきます。
よりもいグッズも持ち込むので、もちろんこれらもチェックされるんですが、これにはエクスペディションチームの方もニッコリ。
さてこのクルーズ旅行初の上陸行動となるのは、サウス・シェトランド諸島にあるグリーンウィッチ島。
まだ南極半島から少し距離はありますが、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの営巣地になっているそうで、初めての野生のペンギンとの遭遇になります。
そしてやっぱり一番気になっているのはもちろん
野生のペンギンはどれぐらい臭いのか?
多分皆さんも気になっている事でしょう。
果たして可愛さが勝つか、臭さが勝つのか?
-グリーンウィッチ島上陸につづく-